2012年
4月
29日
日
デザイナーの山本仁美さんの作品は、アクリルケースに入った本です。
燃えて一部が炭になっていますが、文字が読める部分もあります。
私達はどんなときにモノを燃やすのでしょう。彼女はなぜこの本を燃やしたのでしょう。
音楽好きの方ならば、炭化した本にわずかに残った文字と、この作品のタイトルが英国のロックバンド「 QUEEN」の曲であることから、作者の意図を想像することができるかもしれません。
会場には作者による解説もありますので、作者の思いや人物像を想像してみたらさらに楽しめるかもしれません。
2012年
4月
29日
日
木工デザインで活躍されている南川茂樹さんの作品は、
日本の伝統的な文様や装飾に通ずる、シンプルな構造と最小限に抑えられた装飾性が魅力です。
このスツールはヒノキの間伐材を利用しています。
ここで使われた木も、どこかの森を豊かに育てるために伐採されたものです。
会場にはもう1点からくりの作品があります。こちらも動きの仕掛け自体を楽しめるものになっています。
2012年
4月
29日
日
金属加工の仕事をされている平松稔さんの作品は、銀色に光る大量の四角い粒。
正体は同じサイズのステンレス。
キレイに磨かれています。手が傷つかないように角はやさしいカーブになっています。
一体どうやってこの粒ができたのでしょう。
平松さんの技術は関野さんの作品『モニュメント』の金属バージョンでも発揮されています。
会場で触ってみてください。
2012年
4月
28日
土
美術作家の佐野行徳さんは島根にアトリエを構えて制作をされています。
作品を眺めていると、まるで一つひとつ表情が違う化石を眺めている気分になります。
一枚の版画を完成させるために、何回も色を重ねているそうです。
四角というカタチは非常に人工的なものですが、
佐野さんの手に掛かると、自然や人の気配や時間の流れを感じさせてくれます。